Psersonal record of experiences

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2016.4.14

うつくしいということ。

ある、光。

「もえこはきっと、30歳過ぎたらすごく綺麗になるよ。怖いくらいに。」
20代になったばかりの頃、お世話になっていたお姉さんにそんなことを言われた。
「そうかなぁ?いまだって全然モテないし。美人でもなんでもないよ。」
そう答えたわたしに彼女は続けてこう言った。
「30歳くらいになると、生き様がにじみ出るの。そのひとの思考や哲学や経験が出るの。」
「これは呪文だよ。この言葉を聞くとみんなそうなっていくから。」

あれから10年ほど経つ。綺麗になったかはわからないけど、彼女の“呪文”の意味がなんとなくわかるようになってきた。
彼女の言葉に導かれたことによって、わたしは無意識のうちに美しくなれる方を選んでいるのかもしれない。
生き様がにじみ出るように、思考や哲学や経験を重ねているかもしれない。

そんなことを思っていたら、とても美しい女の子に出会った。
「ねぇ。あなたの10年、わたしにちょうだい。10年後、いまよりもっと綺麗になるから。怖いくらいに。」
「その過程を撮らせてほしいんだ。」
気が付いたらプロポーズのような言葉で彼女に呪文を唱えていた。
こうやってこの呪文は受け継がれてきたのだろうか。
10年経った彼女は同じ呪文を誰かに唱えるのだろうか。
彼女の10年はわたしの10年でもある。そして誰かにとっても10年。
ひとしく10年。
これから先にどんな景色がうつるのか、いまから楽しみで仕方ない。
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